筑後川と耳納連山
うきは市は、福岡県の南東、大分県との県境にあります。市の南部に東西に渡連なる耳納連山。その稜線は一直線で、「屏風山(びょうぶやま)」とも呼ばれてきました。天候や朝夕の光の陰影で刻々と変わる、美しい風情は今でも多くの人々を魅了し続けています。

北部を悠々と流れる筑後川は、流路延長143.0キロメートル、流域面積約2,860㎡の河川で規模としては九州地方最大の河川です。水位の上下差を表す河川係数が全国で2位のため、日本三大暴れ川の一つと言われ、利根川の「板東太郎」、吉野川の「四国三郎」とともに、「筑紫次郎」と呼ばれています。この暴れ川をなんとか治めようと、寛文4年に堰を築き、水を引き込むという大仕事を成し遂げた「五庄屋伝説」は今でも大切に言い伝えられています。


つづらの棚田
「1枚足りないと思ったら傘の下」という逸話があるように、たとえ一株でも多くと、斜面を一鍬づつ起こし石を積んでつくりあげた棚田は農民がつくった日本のピラミッドといわれています。全国の棚田は約22万ha(日本の水田の約8%)で、その貯水量は黒部ダム4個分(6.6億トン)といわれ洪水の防止の役割も果たしてきました。しかし、機械が入りにくく重労働となるために、収穫は平地の7~8割。減反、過疎化、高齢化でまっさきに荒廃への道をたどった棚田ですが、今、日本の原風景として大きく見直されつつあります。標高500mの高地にあるつづら集落も、林業の衰退で人々が山をおりて僅か10世帯となり、 300枚の棚田は地元の力だけではもはや守れないところまできています。「先祖が残してくれた遺産をどう守っていこうか」。地元では保存への取り組みと葛藤が今なお続いています。

***参考文献***
『みのう自慢』みのう悠々交流会圏連絡協議会発行
『みのうの豆本』うきは・吉井・たぬしまる久留米市耳納北麓地区観光ボランティアガイド みのう悠々交流会圏連絡協議会発行
『福岡県うきは市観光パンフレット』

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